日商簿記3級に1週間の勉強で合格した私まーさんが実践した勉強方法をまとめてみました。
会計系の資格の中では誰もが真っ先に通る道です。
この資格の取得者数がダントツで多いことからも難関資格ではないことがわかります。
肩肘張らずにラク〜にサラッと突破してしまいましょう。
※※まーさんが実際に使ったオススメ教材は、こちらの記事でまとめて確認できます。 ※※
日商簿記3級の合格率・難易度
まずは敵を知ることから始めましょう。
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- 年間受験者数:約32万
- 合格率:約42%
- 平均勉強時間:50〜100時間
- 平均勉強期間:2〜3ヶ月
毎年多くの方が受験している非常にメジャーな資格といえます。
多くの企業で入社1年目に取得することが義務付けられていたり、会計資格の入り口としても誰もが通る道です。
合格率の高さからもわかるように、他の資格と比べても比較的取得しやすい資格となっています。
まーさん個人の感想ですが、運転免許の学科試験と同程度のレベルだと思います。
勉強時間に関しては、学校へ通うと2〜3ヶ月のコース多いようですが、独学者はより短期間で合格する人が多く、実際にまーさんは1週間、私の友人は働きながら2週間の独学で合格しております。
しかしながら、独学者の中には独学を諦めて予備校やオンラインスクールを受講する人もおりますので、どちらがいいかはご自身で慎重に判断して下さい。
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簿記を勉強すると決めたら、次に考えなければいけない事は「独学」か「学校へ通う」かの選択です。 人それぞれ自分に向いている勉強のスタイルが異なりますので、一概にどの方法が1番良いかとは言えませんが、「独 ...
独学者に最適なテキスト
簿記3級であればどのテキストを使っても大差はないです。
ただし、これから簿記2級にも挑戦する予定があるならネットスクールの『”とおる”シリーズ』をオススメします。
このテキストは独学者向けに作られた独学者専用テキストで、これまで数多く独学合格者を輩出しています。
もちろんまーさんもこのテキストで3級は1週間、2級は3週間で合格しましたし、友人も公認会計士になった先輩もこの『とおるシリーズ』で簿記1級まで取得しています。
今では税理士試験バージョンもあるので、簿記論・財務諸表論ならこのシリーズのテキストと問題集でもいいかもしれませんね。
問題集も同じ『とおるシリーズ』を使いますが、回答用紙をネットでダウンロードして使えたり、試験直前・直後にwebのlive配信があったりと、独学者には嬉しい機能が揃っています。
まーさんはテキストカバーの裏に印刷してある学習進捗表を見ながら、自分の学習進捗管理をしていました。
まだテキストを購入していない方には自信を持ってなオススメできるテキスト・問題集です。
インプットは流し読みで最低3回読む
〜テキスト〜
簿記の勉強が初めての独学者でも、わかりやすく読みやすいオススメのテキストは『日商簿記3級に“とおる”テキスト』です。
このテキストにはまーさんも大変お世話になっておりますが、周りの税理士や公認会計士など、かつて独学で簿記試験に実際に合格した人が口を揃えて絶賛するバイブル的なテキストです。
知らないことを学ぶのだから、初めはよく分からなくても大丈夫です。
へぇ〜、こういう言葉があるんだぁ〜、位に考えてまずは一気に最後まで「読む」ことを目的としてください。
時間をかけるところではありませんので、小説を読む様なスピードで流して読んで構いません。
絵を描くときも、何もない真っ白のキャンバスにいきなり絵の具で色を付けていくのは難しいものですが、塗り絵の様に予めどこにどの色を塗ればいいのかがわかる線が書いてあったら迷わず色をつけることが出来ますよね。
テキストを最初から最後まで通して「読む」ことで、塗り絵の線を引くことができると考えてください。
1回目はまだ線が薄くて形がよくわからないかもしれませんが、2回3回と読むことではっきりとした線が現れます。
あとはその線に沿って色を加えるだけです。
線が簿記3級の全体像を表し、全体像が見えてきたらそこに理解力という色を足していくイメージです。
順番に部分的に進めてもわからなかったところが、全体を満遍なく見ておくことで理解できることがよくあります。
まずは通して読んで、こんな感じかぁ程度に全体像を把握することから始めましょう。
ちなみにまーさんはテキストを1日半で3回通して読んだだけで、あとは問題を解くことに専念しました。
テキストは浮気せずに1冊のテキストをしっかりを読み込むこと!
簿記はアウトプット命!とにかく問題を解きまくる
〜過去問 or 予想問題集〜
テキストの通し読みが終わったら、過去問か予想問題集のどちらかを解いていきます。
過去問でも予想問題集でもどっちでも構いません。
もし運転免許を取得したことがあるのであれば、その時の学科試験はどのように勉強しましたか?
中には1日しか勉強せずに合格した人もいたのではないでしょうか。
運転免許の学科試験には、裏校(地域によってはウルトラとか呼び方は様々)と呼ばれる合格させるための塾のようなところが試験場の近くに存在し、試験前にそこに通うとひたすら問題を見ながらヘッドホンで解答と解説を聴きまくるという詰め込み作業を行います。
この裏校の合格率は非常に高いのですが、それはひたすらインプットとアウトプットを繰り返す勉強方法を取っているため非常に効率が良いのです。
1〜2時間も詰め込みをすれば、それだけでかなりの確率で合格できるようになるのです。
日商簿記3級の試験も同様に、ひたすら問題を時続けることで合格はグッと近付きます。
3級程度であれば、問題集は必要ありません。
テキストを読み終えたらすぐに実践と同じ問題をただひたすら解きまくるだけで合格できます。
まーさんのオススメは、過去問題集は過去11回分の試験問題が載っている『日商簿記3級 未来のための過去問題集』、予想問題集なら『第〇〇回日商簿記 ズバリ!3級的中 完全予想模試』です。
どちらか1冊を、時間の許す限りひたすら繰り返し解きまくって下さい。
もしもわからない問題があった時には、すぐに答えを見て解説をしっかり読みましょう。
時間のある時には、試験時間と同じ時間を測って試験形式で練習しましょう。
考えてもわからなそうなところは飛ばしてしまっても大丈夫ですので、2時間もかからずに1回分を回すことができるはずです。
答え合わせでしっかりと間違った箇所の解説をチェックするようにして、苦手を潰すようにしていきます。
まとまった時間の取れない時は、苦手な部分の問題とその解説を見るだけでもかなり効果があります。
運転免許学科試験の裏校のように、過去問題や予想問題にどれだけ多く触れたことがあるかがカギとなりますので、何度も何度も時間の許す限り出来るだけ多くの問題を解くだけで合格できる試験です。
試験10回分の実戦演習・解説の読み込みを行なえば、もう合格しない方が難しいでしょう。
インプット1割、アウトプット9割と言っても過言ではありません。
まーさんはいきなり試験形式で問題を解き始め、最初はわからないところはすぐにその時に解答解説を見てしまっていました。
徐々に解説を見る時間も減ってきて、試験前日には問題と解答解説を交互に見るだけにして短時間でブン回して試験を迎えました。
もしもどれか1冊しか使えないというルールがあったとしたら、まーさんは間違いなくテキストよりも問題集を選ぶでしょう。
とにかく解いて解いて解きまくることが合格への唯一の道です。
しっかりと解説を見て復習しながら進めていきましょう。
簿記3級はこれだけで誰でも合格できる!!
小説を読んで泣いたり笑ったり、文字を認識して理解できる人であれば誰でも日商簿記3級に合格することは可能です。
自動車運転免許を多くの方が取得出来ているように、運転免許学科試験と同程度レベルの簿記3級も勉強すれば誰でも比較的簡単に取得できる資格です。
まーさんのように高校時代に数学で0点をとったような人でも、全く問題ありません。
とはいえ、あまりにもナメてかかると、いくら偏差値の高い大学を出ていようが不合格となってしまう(実際に知人にいました💦)こともありますので、できるだけのことはやって試験に挑むようにしましょう。
必ず合格できます!!
POINT
- テキストは1冊を3回通して読む
- 問題でわからないところはすぐに回答・解説を見る
- 最低10回は実戦演習を行う(間違えたところの解説を読み込むことが重要)
- 予想問題集が完璧ならまず間違いなく合格できる