かつて私まーさんは、フリーターもニートも経験しました。
なのでフリーター・ニートの気持ちは、もちろん人それぞれ違いますがある程度は理解できます。
その時の自分の経験と、今だからわかる「ああしていれば良かった」をフリーター・ニートだった時の自分へ向けて話すようにまとめてみました。
行動することで世界が変わる
まーさんはフリーターとして働いていた頃、「このままじゃいけない」と思いながら数年間をダラダラと過ごしてしまいました。
もしも当時のまーさんに会うことができたとしたら、
「迷っててもいいから、その間にもとりあえず何か潰しの効く勉強を並行してやれ」
と言うと思います。
それは別に簿記じゃなくても、自分がちょっとでも興味を持った分野の勉強でいいんです。
自分のやりたい事は、それを本気で探した人にしか見つかりませんし、そもそも広い世界を知らなければ選択肢は広がりません。
やりたい事がわからないとグダグダしている間にも時間(命)はどんどん過ぎてしまいます。
まずは興味のある分野の勉強をしていれば、もしかしたら将来何かの役に立つ時が来るかもしれません。
実際まーさんの場合も、趣味程度にHTMLをかじっていたので、ブログ執筆に役立っていてそこから収益も上がっています。
もちろん何の役にも立たない事もあるでしょうが、興味のあることなら役に立っても立たなくても楽しいはずですし、何もしなければ「もしかしたら役に立つかも」も有り得ないでしょう。
「やりたいことがない」
「やりたいことがない」
その気持ち、痛いほど良くわかります。
ただ、よく考えてみれば「やりたいことがない」なんてないはずなんです。
人生は全て「選択」です。
仮に何もしたくないと言うのであれば「何もしない」という、あなたが望む「やりたい行動」を選択したにすぎません。
もしもあなたがサーフィンが好きで、サーフィン三昧の生活を送りたいと考えるのであれば、サーフィン三昧の生活を送れる環境を整えることが大切です。
毎日サーフィンをしたいと思うのであれば、いつでもサーフィンができる海の近くに住んだり、サーフィンのインストラクターになったり、サーフィンをしながら生活できる環境を整える事になるでしょう。
月に2、3回行ければいいのであれば住まいは都市部でも良いかもしれません。
いずれにしても日々の生活や車で海へ通う為のお金を稼ぐことが必要になって来ます。
やりたいことをやりたいようにやるためにはお金が必要なのです。
「やりたい事=仕事」でなくて良い
「やりたいことがない」と言っている人は、やりたい事を仕事にしたいという思いが強い傾向があります。
しかし、やりたい事と仕事は必ずしも一致させなくても良いのです。
もちろんやりたいことを仕事にしている方もいますが、仕事はやりたい事をする為の経済的なツールと割り切って考える事も必要です。
やりたい事はある、それを実現する為に必要な資金を稼ぐ行為が仕事、という位置付けです。
やりたい事をする為の活動資金が増えれば、今とはまた違ったやりたい事も出てきます。
プライベートを充実させる為にも資金力は充実させておく必要があるのです。
就職したらずっとそこで働かなきゃいけない?
全っ然そんなことはありません!
既に日本の終身雇用制度は崩壊していますし、転職なんて今どき普通です。
もし自分に合わない会社に就職してしまったとしても、一生その会社で働かなければいけない決まりなどありません。
まーさんがフリーターだった頃を思い返すと、定職につかなかった1番の理由は「自由が無くなりそうで嫌だ」ということだった様な気がします。
しかし、それの恐れは幻想だったと今ならハッキリとわかります。
ほとんどの職種のバイトは決められた時間に決められた場所で仕事をすることになるかと思います。
しかもフルタイムに近い形でガンガン働いていた場合には、時間の縛りという意味で見れば、それはただ雇用形態が「バイト」か「正社員」かの違いだけであって、何か特別に違う事というのはありません。(給料は多少違いますが)
また、当然バイトよりも正社員の方が意識レベルを高く求められる事もあるかと思いますが、それは求める側の問題であって、雇われている正社員は全員が高い意識を持っているわけではありません。
もちろん自分の能力を高め、利益を追求する姿勢がある正社員は当然評価されやすいのは確かです。
しかし、アルバイトの中にも仕事に向き合う姿勢がしっかりしている人も当然いることを考えれば、そういう人にとっては、自分をより高く売る手段として「正社員」という働き方の方が、経済的なメリットは大きいと考えます。
また「バイトはすぐに辞めたり休んだりすることができるけど、正社員だとそうもいかない」と思っている人もいるかと思いますが、決してそんなことはありません。
正社員でもすぐに辞める人は大勢います。
もちろん立て続けにすぐ辞めることを繰り返していると、後々の転職に響くことは間違いありませんが、1度くらいすぐに辞めたからといって、それだけが不採用とする理由になることは面接をしていた私の経験上ありません。
硬く考えずにとりあえず会社に勤めてみるという行動をとることで、今までとは違った世界が開けるものです。
そして、もし就職した職場が自分に合わなければ、辞めるなり転職するなり、その時にまた考えれば良いのです。
そもそも国が働き方の多様性を推奨しているような時代です。
これまで当たり前だった終身雇用の様にあまり堅く考えずに1度正社員として働いてみるのも良いかもしれません。
正直な話、バイトより楽でバイトよりたくさんお金がもらえる仕事なんていくらでもありますよ。
とにかく何かを始めることが重要
今までと違った人生を歩みたいのであれば、日々の選択を今までと異なるものにする必要があります。
具体的に何をすれば良いのかわからないという方は、とりあえず本屋さんに行って「職業図鑑」の様なタイトルの本を見てみましょう。
その中には多種多様な職業が載っていますから、もしかしたら興味のある分野が見つかるかもしれません。
例えばゲームが好きだったら、ゲームのバグを探す為に1日中ゲームをする様な仕事もあります。
「この仕事面白そう」という職業があれば、その職業に就く為にはどうすれば良いのかを調べて、今できることから始めてみましょう。
ちなみにフリーター当時のまーさんは、ある日突然大きな本屋へ行き「職業図鑑」の年収の高い順に見ていって、「年収もまぁまぁ高いし、働きながらでも取得できそう」という不純な動機で税理士の項目が目に留まったことが、のちに簿記の勉強を始めたキッカケとなりました(笑)。
まずは世の中にある職業の種類を知り、興味を持ったものがあればそれに近づく為の行動を取ることです。
まーさんは簿記の勉強から始めましたが、結局日商簿記2級を取得して税理士事務所に就職してからは、税理士の資格への興味よりも実務の勉強に興味が向いたので、税理士になる為の勉強は1ミリもしませんでした(笑)。
もし本屋さんで色々な本を見ても尚、何にも興味が湧かないのであれば、とりあえず簿記やTOEIC等の多くの職種で求められるスキルの勉強を始めてみることをオススメします。
何かを始めてそれに真正面から立ち向かっていると、今まではなかった新たな興味がきっと湧いてきます。
時間(命)は有限です。
迷っているだけの時間は本当にもったいなかったなと、今猛烈に後悔しています。
迷いながらも何かしら行動をすることによって、昨日までの自分とは違う今日の自分が姿を現すことが実感できるでしょう。
かつてのまーさんがそうだった様に、就職にネガティブな考えをお持ちのあなたの「はじめの一歩」を心から応援しています。
行動し続ければきっと上手くいきます。