【転職成功率が上がる】転職サイト・転職エージェントの賢い利用術

実は転職サイトや転職エージェントって、求職者が無料で至れり尽くせりな相談を受けてもらいながら、自分の希望条件に合った企業に転職できるサービスって知っていましたか？

この記事では、実際に転職サイト・転職エージェントを利用して30代前半で２回目の転職で年収1,000万円を突破した筆者が、上手な転職サービスの利用方法をお伝えします。

オススメの転職サイト転職サイト・エージェント３選【オススメの年収UP戦略】

転職サイトへ登録するとメール・電話が「うざい」？

実体験ベースでお答えすると、全然ウザくないです。

むしろ履歴書や経歴書の書き方の相談に乗ってくれたり、添削しれくれたり、面接の前日にリマインドしてくれるエージェントもいてとても助かりました。

そもそも求人の案内メールや電話がいらないなら、設定で配信停止にできますし、それすら面倒臭いという人は本気で転職する気がないので現状維持か、ネットではなくハローワークで求人を探す方が向いている人なのかもしれません。

ただし、複数転職サイトに登録していた場合で、転職が決まったのに転職サイトの求人情報などの配信を停止し忘れている場合には「ウザい」と感じるかもしれませんが、その場合は退会手続きをするか配信停止の設定をすればいいだけです。

転職業界のビジネスモデルを理解して賢く利用しよう

上手に転職サイトや転職エージェントを利用するために、転職業界のビジネスがどのように成り立っているのか理解しておきましょう。

転職業界のビジネスモデルは下の図のようになっています。

転職サイトや転職エージェントは、求職者からは一切お金を取らずに求人募集をしている企業側からのみ紹介料を受け取ります。

求職者は、情報収集ができて相談にも乗ってもらえて、更には履歴書や職務経歴書の添削までしてもらえて、しかもその全てがタダなんだから利用しない手はないです。

エージェントは紹介してナンボの商売

転職サイトや転職エージェントは、集めた求職者を求人募集している企業へ紹介して紹介手数料をもらっています。

紹介料はエージェントや求人を行う企業によってまちまちですが、紹介すれば紹介しただけ儲かる仕組みとなっているので、求職者をなんとかして就職させようとします。

「条件とか適当でいいんで入れるとこ探してます…」なんて全てをエージェント任せにしていたら、間口だけは広い万年求人を出しているブラック企業をススメられるかもしれません。

そうならない為にも、まずはじめにしっかりと自分の希望を伝えておきましょう。

希望条件を伝えたらあとはエージェントに動いてもらう

逆に、初めから明確な希望条件を伝えておくと、エージェントは本人の希望に沿った求人案件を紹介することができるため、成約率が高くなります。

成約率が高いとわかっている案件は、もちろんエージェントにとっても都合がいいので、希望条件が絞れていない求職者の案件よりも精力的に動いてくれることが予想できます。

例えるなら、もしもスーパーで納豆の実演販売をしていた場合、ちょうど納豆を買おうと思って買い物に来た人には売れやすく、何を買おうか決めずにフラフラ買い物に来た人には売れにくいのと同じです。

エージェントとしては「何か欲しいんですけどオススメありますか？」と言っている人に手当たり次第商品を勧めるよりも、「納豆が欲しいです」と教えてくれた人にオススメの納豆を勧めた方が成約しやすいのは明白なので、どうしても後者の方に注力したくなるのは仕方のないことですよね。

なので、はじめにしっかりと自分の希望を伝えておけば、あとはエージェントが精力的に自分の希望に沿った求人情報を探しに動いてくれるというわけです。

求人サイトはいくら利用しても「タダ」

求職者はいくつ転職サイトを利用しても、どれだけ電話やメールでエージェントに相談に乗ってもらっても、基本的にはすべて無料「タダ」でサービスを受けることができます。

タダとはいえ、転職エージェントは求職者を企業へ紹介してナンボの商売ですので、求職者に対するサービスの質はとてもいいのです。

はじめにきちんと希望の条件を伝えておけば、エージェントはあなたの希望を叶えるために尽力してくれます。

履歴や職務経歴書の作成補助・添削・レビュー、面接の対策についてのアドバイス、企業選びの相談など、転職活動に関する一切のサポートをしてくれます。

もしもお金を払ってこれだけのサービスを受けたとしたら、確実に数万円〜十数万円はかかるだろうと思いますが、転職エージェントの場合にはすべてタダで転職が成功するまでサポートを受けることができるのです。

求職者側からすれば、こんなにオイシイ話はありません。

転職成功する人がエージェントへの連絡を必ず電話でする理由

実際に私が複数の転職サイトやエージェントを利用して年収1,000万円の転職を成功させた際にキーとなったポイントは「電話」です。

• A社：電話でエージェントと直接話をした
• B社：メールでのやり取りをした
• C社：登録しただけ

それぞれ行動を変えてみたこの３社で明らかな違いがありました。

それは、自分の希望する企業の見つかりやすさと、実際に応募するまでのスピード感です。

電話で希望を伝えるとエージェントが最高の条件を探してくれる

自分の希望する条件を電話で伝えたA社が一番見つかりやすかったのは、自分でサイトを必死に見て探したからではなく、エージェントが自分の希望に合った条件の会社を探してきてくれるからです。

しかも、メールだけのやり取りをしたB社と違って、文章ではなかなか伝えることが難しい微妙なミュアンスもわかってくれるので、探してきてくれる企業は自分の希望する条件に合いそうなものばかりでした。

あとは探してきてくれた企業の中から、自分に合いそうなところを選んで応募するだけです。

エージェントにこの微妙なニュアンスを伝えることができるのは、メールよりも圧倒的に電話が有利です。もちろん直接合って話ができればそれに越したことはありませんが、ほとんどの人が直接だとついついカッコつけてしまったり、行くのが面倒だったりすると思うので、個人的には電話がオススメです。

応募先選定〜面接までがサポートでスムーズ

もう一つのメリットは、応募するまで手厚いサポートを受けられるので、スピード感を持って転職できることです。

転職する時って、何に時間がかかりますか？ほとんどの人は次の２点に特に時間がかかっています。

なんとなく「転職したいなぁ」と思っていても、求人情報を見ているうちに「あ〜面倒臭いなぁ…明日でいっか」と、どんどん応募先探しが後回しになってしまったことはないでしょうか。

私はまさにそのパターンにハマったことがあるのですが、エージェントに電話で相談すると、こっちが何かしなくても伝えた条件の企業を探してきてくれるので、数多ある求人情報を見て面倒になって後回しにすることも無くなります。

それから履歴書、職務経歴書を作成するのって、一人だと不安になりませんか？

エージェントがいると、作成段階からアドバイスがもらえたり、作成したものを添削してくれたりするので、一人で作成するよりもスピード感を持ってより良いものができます。

自分で作成した書類って、なかなか誤字・脱字や文章の言い回しの違和感に気が付けなかったりしますが、エージェントに相談すると色々とアドバイスをもらうことができ、本番前に第三者の目線で確認してもらえる安心感は一人ではなかなか得られません。

私はマイナビエージェントとMS-Japanのエージェントさんに添削して頂いたおかげでスピーディに応募・面接と進めることができ、学歴もない30代前半にも関わらず年収1,000万円の転職に成功しました。

転職エージェントの利用は無料なので、複数のエージェントに添削してもらうとより成功率の高い履歴書、経歴書が出来上がるので是非複数のエージェントに確認してもらうようにしましょう。

まずは転職の目的・希望条件を明らかにすることから

転職したいと思うのであれば、兎にも角にもまずは自分の希望する転職先の条件を明確にすることからはじめてみましょう。

コンビニ入って「何か買いたいなぁ」と思っていても、自分でも何が欲しいのかよくわかっていなければ、買う物を決めるまでに相当時間がかかるか、もしくは何も買わずに店を出て言ってしまうと思います。

転職も同じように、自分がどんな会社に転職したいのかを明確にしなければ、いくら転職サイトや優秀なエージェントを利用したところでゴールにたどり着くことはありません。

まずは自分の思い描くゴールを定めて、そのゴールへ向かって一直線に進んで行くのが転職を成功させるコツです。

最低でも下記の項目くらいは明確にしてから、無料で複数の転職エージェントのチカラを借りつつ、より有利に転職活動をスタートさせましょう。