「モチベーションが続かない」
「やらなきゃとは思っていてもモチベーションが上がらない」
こういうことってよくありませんか?
そんなあなたのモチベーションを簡単に復活させる「やる気スイッチ」の作り方を私まーさんがご紹介します!
なかなか勉強する気が起きない時、重い腰を上げて習慣を作り出したい時に参考にしてみてください。
モチベーションはどこからやってくるのか
モチベーションが上がるとか下がるとか、それはいったいどこからくる現象なのでしょうか。
「〇〇したい」という強い信念があれば、モチベーションは自然と湧き出てきて、そのモチベーションにつき動かされて行動となるのです。
しかし、今この記事を読んでいるということは、「なんかモチベーション上がらないなぁ」という状態なのではないでしょうか。
実はモチベーションを上げるためには2つの方法があります。
1つ目は、内的要因(強い信念)からくる、内側から湧いてくるモチベーションです。
なかなか想像しにくいかもしれませんが、勉強したくてウズウズしている状態です。
潜在意識レベルまで落とし込んだ信念を作り出すことができれば、仮に誰かに勉強することを止められたとしても隠れてでも勉強するようになります。
そして2つ目は、外的要因(外部からの刺激や仕組み)によって湧き出すモチベーションです。
これは行動や仕組みを作ることによって、気が付いたらモチベーションが高まっていた、というものです。
モチベーションを維持するためには、最終的には内的要因がとても大切になりますが、簿記3級・簿記2級程度であれば外的要因によって作り出したモチベーションでも十分に結果を出すことができます。
この記事では外的要因を作り出す考え方や仕組み作りについて、心理学や過去の実体験から学んだ「やる気スイッチ」の作り方をお伝えします。
実験でわかった行動を習慣付ける心理学
勉強は継続してこそ身につくものです。
それはわかっていてもなかなか行動できない時もありますよね。
わかります、まーさんもそうでした。
一体どうすれば行動しやすい環境を整えることができるのでしょうか。
心理学の有名な実験があります。
Aグループには袋で丁寧に梱包されたお菓子、Bグループには袋に入っていないお菓子を配りました。
結果は、BグループはAグループに比べて4倍も早くお菓子を食べきってしまったのです。
この実験から、人間は工程の多いことにはなかなか取り掛からないということがわかります。
これを簿記等の勉強にどう活かすのかというと、テキストを開いて勉強する姿勢が整うまでの工程を出来るだけ少なくする仕掛けを作るのです。
例えば、いつも机の上が散らかっていると、まずそれを片付けてからでないと勉強できませんが、常に片付けられていれば1つ工程を少なく勉強を始められるようになります。
他にも最後にテキストを閉じたページがわかる様にしおりを挟んでおいたり、必要なペンしかペンケースに入れないようにして探す工程を省いたりすることができます。
これらはただ単に工程を少なくするというだけではなく、同時に選択肢を減らすというテクニックも使うことができています。
選択肢が多いと人は何も選択しないという選択をする生き物です。
例えば机の上が散らかっていた場合、どの順番で片付けるのか、どこへ片付けるのか等、選択肢がたくさんあります。
机の上が本や雑貨で山盛りにになっていたら、片付けるのが面倒臭くなってそのまま放置プレーで気がついたら1日終わってしまった、なんてことになってしまいがちです。
「面倒臭い」の原因になる選択肢の数を減らし、勉強に取り掛かるまでの工程を減らすためには、机の上には簿記の勉強道具しか置かないことです。
同様にペンケースの中に必要なペンしか入れていなければ、いちいちどのペンを使うか迷うことがなくなります。
行動習慣を作るためには、まず習慣にしたい行動に取り掛かりやすい環境を整えることが大切です。
環境を整えて、モチベーションを上げる為の「やる気スイッチ」をいつでも押せる状況を作りましょう。
それでもなかなかモチベーションがあがらない時は
環境が整っても行動しなければ意味がありません。
「やる気スイッチ」を押すための環境が手に入ったとしても、それでもやっぱり行動できない時もありますよね。
そんな時は「3分ルール」がオススメです。
「勉強しなきゃ」と思う時その重い腰がなかなか動かない理由は、終わりが設定されていないからです。
その動けない理由を埋めてあげたらいいのです。
まず3分、3分だけ集中して机に向かってみましょう。
もしも3分が長く感じるようなら1分。
それも長く感じるなら見出しと冒頭の1段落のみ目で追ってみてください。
それができたらもう目標は達成です。
「勉強しなきゃいけないのにやれない自分」から「計画通りに有言実行で進められる自分」に生まれ変わります。
自分のことをダメだと思うことが勉強を進める上で一番の障害になります。
ですから、見出しと冒頭の1段落のみを集中して目で追うと自分に約束して、その約束を守れたら自分を褒めてください。
どんなに小さな約束でもいいので、毎日必ず自分と約束してその約束を果たし、そして盛大に褒めてください。
そのうち1分のつもりが、つい物足りなくなってもっと知りたくなって5分、10分と、気がついたら集中している時間が増えてくるのが実感できます。
これは台車を押すときと同じ要領です。
止まっている状態から動かす時が1番エネルギーが必要ですが、動き始めたら段々と楽になってくるあの感覚です。
新しいことを習慣化する時は最初は辛いかもしれませんが、初めから気張ることはせずに、徐々に自分を褒めながらモチベーションという台車をスピードアップさせる感覚を楽しんで身につけてください。
評価の基準を「自分軸」で考える
この記事は外的要因についてお伝えすると述べましたが、最後に一つだけとても大切な内的要因についてお伝えします。
簡単ですが、とても難しく効果は絶大な大切なことです。
日々学習する中で、自分は周りと比べて学習ペースが遅れているんじゃないか、周りより出来ていないかもしれない、と考えてしまうことはやめましょう。
学習に限ったことではありませんが、他人と比べて自分がどうかと比較することには何の意味もありません。
たとえば日商簿記は、2級まではある一定の点数を基準に合否が決まる絶対評価です。
他人が何点とろうが、あなたには関係がありません。
日商簿記1級や税理士試験は合格者の割合を上位数%に限定する相対評価ですが、周りを意識したところであなたがとる得点には何ら関係ありません。
自分が上位何%だったのかは試験が終わらないとわからないことで、考えても無駄です。
そもそも「周り」って誰ですか?
そんな抽象的な答えのない不安にかまっていたら、どれだけ努力しても永遠にその不安から解放されることはあり得ません。
そんなことよりも、「昨日の自分と比べて今日の自分の方がどれだけ成長しているか」を気にする方がはるかに意義のあることです。
仮に問題集を解いてみて昨日できていたところが今日はできなかったとしても、「昨日よりも今日の方が今後取り組む課題についてしっかり認識できた」ので確実に成長しています。
やればやっただけ確実に成長することしかあり得ません。
過去の自分と比べて毎日少しずつでも確実に成長しているのであれば、合格する可能性は昨日よりも今日、今日よりも明日の方が確実に100%に近付いているのです。
他人と比べることは学校の先生や会社の管理職に任せておけばいいのです。
去年の自分と比べて今の自分はどれだけ成長しているでしょうか。
勉強に限らず私達がより良い結果を出すためには、他人と比べるのではなく、昨日までの自分自身と比べるように癖をつけましょう。
まとめ
私達の「やる気スイッチ」は、誰か他の人が見つけ出して押してくれるものではありません。
自分で環境を整え、いつでも「やる気スイッチ」を押すことができる状態にしておくことで行動しやすくなります。
そして繰り返し行動をすることで習慣となり、行動からやる気、モチベーションが生まれます。
「モチベーションがないから行動できない」時は、まず行動することによってモチベーションを作り出すことができます。
「やる気スイッチ」を創り出し、それをいつでも押せる環境を整え、実際にやる気スイッチを押して行動することを習慣化することでモチベーションはいつでもコントロールすることができるようになるのです。