会計業界(税理士業界)で転職したい人 「今の会社に転職活動している事がバレたらどうしよう。。」 |
こういった疑問に答えます。
転職サイトに登録するときにこんな不安に陥った方は多いのではないでしょうか。
もしバレてしまったら転職するまで気まずい思いをしたり、「やっぱり転職しない」と思っても出世に響くことになってしまうでしょう。
この記事では、会社にバレずに転職活動をする方法をまとめてみました。
万が一バレてしまったら・・・
もしも今の会社に転職活動をしている事がバレてしまったとしたら、どんな不都合が生じるのでしょうか。
やめる事が100%確定していて、「何が何でも絶対に辞めるんだ」という決意をしている人がもしも会社にバレてしまったら、いざ「辞めます」と報告する前に変な空気になってしまうかもしれません。
バレてから実際に辞める期間が長くなればなるほど昇給や賞与の時期と被ることにもなり、就業規則によって昇給・賞与がカットされてしまうかもしれません。
就業規則に退職者に関する 賞与調整規定あり |
規定による |
就業規則に退職者に関する 賞与調整規定なし |
2割までは賞与調整の可能性あり |
参考:厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/churoi/assen/dl/jirei18.pdf
一番気をつけるべきケースは、「転職しようと転職サイトに登録したけど、やっぱり転職は辞めた」という場合です。
職場の雰囲気によっては笑い話で済むこともあると思いますが、最悪のケースとして「あの人は近い将来辞める可能性があるから、昇給は程々にしておこう」と思われてしまう可能性があるということです。
これは経営者目線で考えてみればよくわかりますが、「どうせ辞める人に多くの賃金を払いたくない」という心理が働く可能性があるということです。
経営者の考え方によって結果は大きく異なると思われますが、やはり今の会社へはバレずに済むならそうしておきたいところです。
公開したくない会社は「非公開」に設定できる
転職サイトでは、基本的に個人情報は非公開としています。
下記は求人募集する企業側が見ることのできない情報です。
企業側が見れない項目
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 現在の勤務先会社名
逆に求人募集する企業側が見ることのできる情報は、ほとんどの転職サイトで下記項目となっています。
企業側が見れる項目
- 学歴
- 職歴(職務内容)
- 転職理由
- 希望職種
- 希望勤務地
- 希望年収
もし会社に転職活動がバレるとしたら、たまたま会社の採用人事担当の人が転職サイトで求職者の「職歴」を見ていて、「あれ?これうちの会社のことじゃ・・・」というところから、「学歴」等を照らし合わせることによってバレてしまう可能性はゼロではありません。
しかし、そもそも登録者数が数十〜数百万人もいる中から自社の従業員を見つけ出す事なんてほぼ不可能です。
また、最近の転職サイトでは、特定の会社には自分の情報を非公開にする事ができる機能があるので、今働いている会社はもちろん、過去に働いたことのある会社にも情報を公開せずに転職活動を行う事ができます。
仮に自分で特定の会社を「非公開」にすることを忘れていたとしても、エージェントにしっかり相談していれば、当然のこととして現在勤務している会社への情報公開は避けてくれるので安心です。
採用をおこなっていた立場からすれば、個別にじっくり情報を見るということは正直あまりありません。
いくら会社側が「この人欲しい」と思ってアプローチしても、その人がその会社に興味を持ってくれるとは限らないですし、「来てくれ」とお願いして来てもらっても会社との関係がおかしくなってくるのでその様なことはしません。
なので、通常は「ある一定の条件に一致する人に向けて一斉にオファーメールを流し、反応のあった人の中から良さげな人を面接に誘導する」というのが一般的な流れかと思います。
まーさんが会社で転職サイトに求人広告を出していた時は、毎週指定した条件にマッチした登録者の情報がメールで届いていましたが、それだけで自社の従業員を特定する事なんて、絶対にできませんでした。
(ちなみにその時流れてきていた情報は、性別・年齢・現職の業界・社歴・今の年収・希望年収、程度でした。)
つまり、自分で特定の会社には情報を公開しない設定さえきちんとしていれば、今働いている会社にバレることはまずあり得ないのです。
そもそも転職サイトは求職者が不利になることは絶対にしない(できない)
なぜ転職サイトからバレることはほぼあり得ないのでしょうか。
それは、転職サイトは「どれだけ多くの会員を集める事ができるか」に重きを置いているからです。
求職者は無料でサービスを受ける事ができますが、求人を行う企業側は転職サイトへお金を支払って求人広告を掲載し、無事採用を達成した暁には成功報酬も支払うことになり、その支払われたお金が転職サイトの収益となります。
広告を出す企業側としても、なるべく会員数が多い方が人材獲得のチャンスが広がると考えるので、転職サイトは会員数を増やし、減らさないことに集中するのです。
会員に不利になることをして悪い噂でもたったら、それこそ会員数が激減し、求人広告を出してくれる企業がなくなり、その転職サイトは運営できなくなってしまいます。
つまり、転職希望者にとって最高の環境を整える事が転職サイトの利益にもつながるのです。
求職者が不利になる様なことは転職サイトにとっても不利益をもたらすことになるため、そんなことは絶対にできないのです。
特に業界に特化した転職サイトの場合、その狭い業界での情報流出には細心の注意を払っています。
なので多くの転職支援会社はエージェント制を導入し、徹底した情報管理と求職者にベストな提案をしてくれるのです。
求職者側からすれば、これらのサービスはほとんどの転職サイトで無料で受ける事ができるので、転職サイトを利用しない手はないでしょう。
念には念を!自分の身は自分で守ろう
それでも万が一でも今の会社にバレることを防ぐために、自分でできる対策は自分でしっかりとするようにしましょう。
自分でできる「バレない」対策
- 転職サイトのエージェントにきちんと相談する
- 転職サイトで公開する経歴に個人が特定できるような記載は避ける
- 公開したくない会社を「非公開企業」に指定する
- 社内の人には誰にも口外しない
- 平日の休み方(有給の取り方)をなるべく自然にする
- 会社のPCで転職サイトを見たり、個人メールを使ったりしない
- 普段ラフな格好の職場なのにスーツで出勤するようなことはしない
- SNSに転職をほのめかす書き込みをしない
- 転職フェア等のイベントには行かない
具体的にはこんな感じでしょうか。
これらを大きく3つにカテゴライズすると、このようになります。
転職サイト での対策 |
転職サイトのエージェントにきちんと相談する |
転職サイトで公開する経歴に個人が特定できるような記載は避ける | |
公開したくない会社を「非公開企業」に指定する | |
会社 での対策 |
社内の人には誰にも口外しない |
平日の休み方(有給の取り方)をなるべく自然にする | |
会社のPCで転職サイトを見たり、個人メールを使ったりしない | |
普段ラフな格好の職場なのにスーツで出勤するようなことはしない | |
プライベート での対策 |
SNSに転職をほのめかす書き込みをしない |
転職フェア等のイベントには行かない |
転職のプロであるエージェントにしっかりと相談していれば、転職サイト絡みでバレることはまず無いと考えて大丈夫ですが、それよりも転職活動をしているあなた自らが、会社やプライベートでバラしてしまうことの無いように気をつけたいものです。
会社のPCで転職サイトを閲覧したり、個人のメールを使わないことはもちろんですが、誰が見ているのかわからないSNSでも転職をほのめかすような発言はしないようにしましょう。
また、職場の人に「転職を検討していること」を話すのは絶対にやめましょう。
あなたはその人を信頼して話したかもしれませんが、その人も同じように信頼する誰かに話すことになり、あっという間に会社全体にあなたの転職話が伝わってしまいます。
口は災いの元です。
誰かに話したくなる気持ちはわかりますが、話すのであれば会社と無関係の人に話すようにしましょう。
転職フェアについても、希望する会社の雰囲気を感じてみたいという気持ちもわかりますが、転職活動が会社にバレたら困る可能性がある場合は行かない方がいいでしょう。
その様な場所には自分の会社の人事も行っている可能性もありますし、もしかしたら取引先の人の目に入って「御社の〇〇さんもフェアいらしてたんですね、ばったり会いましたよ」なんて、お節介な報告をされるかもしれません。
せっかくエージェントが気を利かせて求職者の情報管理を徹底してくれたとしても、求職者自身が情報を漏らしては元も子もありません。
転職活動中は、常にいつもと変わらぬ態度で勤務し、職場の人に悟られない様にしましょう。
まとめ
転職サイトに登録した事が原因で今働いている会社に転職活動がバレることはありません。
ただし、職場の人に話したり職場で転職サイトをのぞいたり、求職者自身の行動でバレることは十分にあり得るので気をつけたいところです。
また、転職は転職のプロに任せるのが一番確実で近道になります。
税理士事務所に相談にくるお客様を何人も見ていて思ったことは、何故か皆自分で色々と頑張ってみてからどうにもならなくなったり、不安になったりして相談に来る人が大勢いたのですが、最初から相談に来ていればもっといろんな選択肢があったり良い対策ができたのになぁ、ということでした。
プロのいる業界では、自分でいくら頑張ってもプロには到底敵いませんし、年に何度も転職するわけではないのでプロになる必要もありません。
転職活動は、今まで何十件・何百件と転職事例を見てきた転職のプロのエージェントに任せて、転職活動を行う事が転職成功への近道となります。
しかも全求職者側は全てタダで利用できますので、利用しないのは機会損失でしかないですね。。
まずはエージェントに登録して、不安に思っている事や疑問点等、エージェントにぶつけて一つ一つ解決してもらいながら、今働いている会社にバレずに転職活動をしていきましょう。